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治験予算管理におけるデジタルトランスフォーメーション ~臨床試験の予算管理に頭を悩ませていらっしゃいませんか?~

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ライフサイエンス分野に関わる企業の皆様は、治験施設の予算管理と支払いを簡素化し自動化するための長年の努力にもかかわらず、それらの財務管理の課題が年々増大しています。2000年代初頭以降、研究に参加する施設が63%増加したため、予算交渉の回数が急増したと報告されています(1)。臨床試験の予算と契約の交渉には毎回平均10週間以上が費やされ、タイムラインの遅延や非効率性の原因となっています(2)。一方、2017年のSCRS Site Payments and Patient Reimbursement Surveyによると、臨床研究施設の60%はいまだに手動の財務プロセスを使用しており、増加する支払量を管理するための設備が整っていないそうです(3)

 

IDC のテクノロジー・スポットライト「臨床データの透明性がライフサイエンスの財務プロセスを強化」では、最適な臨床試験の財務管理を妨げている障害について言及されています。デジタルトランスフォーメーションにおいて、いくつかの要因がその進行を遅らせ、治験予算の管理や治験責任医師とのやりとりに対する個別の断片的なアプローチが必要となっています。これらの要因には以下のようなものがあります。

  • 新しい標的治療薬開発のための新しい施設の増加
  • プロセス、管理、支払いが複雑となり、またその手続きが増加することでの混乱
  • 臨床手順をサポートするマニュアル/ハイブリッドの支払いインフラの使用
  • グローバル規模の規制と会計要件の変化
  • 正確で公正な予算編成のための業界ベンチマークやデータの透明性の欠如

IDCの分析によると、ライフサイエンス業界は過去5年間でデジタルトランスフォーメーションを採用し、プラットフォームとデータを活用して業務の効率化を図ってきました。データとプロセスが機能分野を超えて統合化されたITの透明性が高まることで、ニーズに合致したデータ活用能力が向上し、オンデマンドで情報にアクセスできるようになります。

 

メディデータの専門家は、「理想的な財務管理システムは臨床開発に特化したものでなければならない」と結論づけています。複数のタイプのデータを入力して、発生、請求、予測、税金計算に関する自動化されたリアルタイムのレポートを作成することができなければなりません。また、このようなシステムは、支払いや請求書、サイトマスターデータ管理、グローバルな税務計算、および支出のための単一のアクセスポイントを通じて、臨床研究組織、スポンサー、サイトを接続する必要があります。

 

IDC は前述したスポットライトの中で、この統合的なアプローチで設計されたプラットフォーム、特に Medidata Rave Clinical Cloud は、臨床試験の財務プロセス分野におけるデジタルトランスフォーメーションの真の定義であると指摘しています。Medidata Rave Clinical Cloud内で動作するMedidata Rave Site PaymentsとMedidata Rave Grants Managerは、臨床試験の実施において優れた財務プロセスを実現するように設計されています。Medidata Rave Site Paymentsは、エンドツーエンドのグローバル治験実施施設向け支払いソリューションで、EDCにより迅速かつ正確に支払いを開始できるため、エスクロー資金が不要になります。Medidata Rave Grants Manager は、ユーザーがグローバルな治験予算を迅速に策定し、治験施設との契約締結を進め、包括的なデータ駆動型のアプローチを用いて公正な市場価値レートを正確に設定できるように設計されています。メディデータのアプリケーションエコシステムとメディデータのエンタープライズデータストアを統合したソリューションであるMedidata Rave Clinical Cloudは、臨床試験のあらゆる側面をサポートするように設計された統合型プラットフォームです。

 

Rave Clinical Trial Financial Management (CTFM)により、税金と支出要件をリアルタイムで可視化することで、より正確な予算予測、期日通りの支払い、治験実施施設の満足度の向上につながります。Medidata Rave Clinical Cloud は、これらの機能のすべてに加えて、被験者の監視と保護をより強力にし、ロックされたデータの完全性を備えた、1つのシンプルなソリューションを提供します。

 

本記事は8月18日に投稿された英文ブログ記事の抄訳となります。原文はこちらからご覧ください

https://www.medidata.com/en/blog/digital-transformation-in-clinical-trial-financial-management/

 

引用資料:

(1) Tufts Center for the Study of Drug Development, July/August 2018, Comparing 2001-2005 and 2011 - 2015

(2) SCRS Site Budget Development and Payment Systems: A Call for Transparency from Clinical Research Sites, 2017

(3) SCRS Site Payments and Patient Reimbursement Survey, 2017

 

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