vívofitアクティビティトラッカーをMedidata Clinical Cloudに統合し、臨床試験における被験者の関与を深め、データ品質・業務効率を向上
ライフサイエンス業界向け臨床研究ソリューションをクラウドベースで提供する世界大手のメディデータ（NASDAQ: MDSO）はGarmin Ltd.の一部門であるGarmin International Inc.（Garmin）と戦略的提携を結びました。メディデータはGarminのvívofitアクティビティトラッカーをMedidata Clinical Cloud®*に統合し、ライフサイエンス企業は臨床試験でモバイルヘルス（mHealth）機器を利用できるようになります。mHealthを活用することで被験者関与の促進やデータ品質、業務効率の向上が期待されています。
Garminのvívofitは手首に常に装着するデザインになっており、歩数や移動距離、消費カロリー、睡眠時間を測定します。メディデータは、健康状態が常時点灯のLCDディスプレイに表示される防水仕様のこの機器を、臨床試験の患者データ収集に使用します。臨床試験ではあらかじめ定められた手順に従って被験者のデータを収集することが不可欠であり、それには被験者の深い関与と協力が不可欠です。vívofitが選ばれた理由は、バッテリ持続時間が1年間であるという被験者にとっての使いやすさです。それにより患者データを直接収集できる利便性やスピードが向上し、臨床試験における被験者のコンプライアンス状況が強化されることが期待できます。
メディデータのクラウドベースのインフラストラクチャは被験者が装着した機器からデータを収集し、ラボデータ、バイタルサイン、既往歴、有害事象など従来のデータと統合するため、ライフサイエンス企業は臨床研究においてmHealthテクノロジーを利用することが可能になります。これにより、ライフサイエンス企業は治験パフォーマンスの高度な分析を実現できます。メディデータは現在、業界トップのライフサイエンス企業と共同で、臨床試験におけるvívofit使用の実現可能性を調査・検討しています。Garminのアクティビティトラッカーから15分刻みでデータを引き出し、従来の臨床測定とのつながりを評価分析し、患者の健康状態や治療の効果をより深く分析できるかどうか判断します。
メディデータのGlen de Vries（グレン・デフリーズ）社長は次のように述べています。「メディデータの、革新への情熱と人々の健康促進への強い思いをともに持つGarminと提携できることを喜ばしく思います。現在メディデータが進めている、臨床試験環境で多様なmHealth機器をクラウドベーステクノロジーに統合させる試みの一つとして今回、vívofitとメディデータのプラットフォームの統合を行います。こうした試みがより良いデータの収集、患者体験の向上、治験の更なる効率化につながると信じています。」
Garmin Internationalの戦略パートナー開発マネージャーのAllison Swelin（アリソン・スウェリン）氏は次のように述べています。「Garminの使命は、健康と活動的なライフスタイルを促す革新的テクノロジーを開発することです。メディデータがvívofitを利用して、患者から直接データを収集するためのより優れた、より簡単な方法を模索しているグローバル規模のライフサイエンス業界を支援することを、心から楽しみにしています。」
（本プレスリリースは2015年2月9日 ニューヨーク発報道発表の抄本訳です。）
メディデータについて
メディデータはライフサイエンス業界向けに臨床研究を効率化するソリューションをクラウドベースで提供するリーディングカンパニーです。卓越したアプリケーションとインテリジェントなデータ解析によって臨床開発に変革をもたらしています。Medidata Clinical CloudⓇ*は、有望な新薬や治療法の臨床試験設計および計画から実施、管理、報告に至るまでの生産性と品質の向上をもたらします。メディデータは顧客の競争が激しくまた系統だったアプローチを必要とするゴール達成を支援することに尽力しており、その顧客には世界トップ25の製薬企業の90パーセント以上が含まれるほか、革新的なバイオテクノロジー企業や医療診断・機器の提供企業、中核的な大学病院やCRO（医薬品開発業務受託機関）などが名を連ねています。
*Medidata Clinical Cloud®は臨床開発業務用ソフトウェアのプラットフォームです。
報道関者お問い合わせ先
メディデータ・ソリューションズ（株）
石田 雅子 / 03-4588-0400 / mishida@mdsol.com