JCRファーマ株式会社

希少疾病医薬品の開発でメディデータのクラウドベースソリューションを採用

詳しく見る

業界をリードするバイオ医薬品企業がファブリー病治療薬開発でMedidata Clinical Cloud®を導入し、より効率的で迅速な治験の実施を推進

メディデータ(NASDAQ:MDSO)は、同社が提供する臨床研究向けクラウドベースのソリューションをバイオ医薬品開発のパイオニアであるJCRファーマ株式会社が導入したことを発表いたします。JCRファーマは、難病(特定疾患)に分類されているファブリー病治療薬開発の治験でMedidata Clinical Cloud®を導入することで、より迅速で効率的な試験の実施を目指します。

JCRファーマは日本で早い時期からバイオ医薬品の開発に取り組み、希少疾病用医薬品を初めとするアンメット・メディカルニーズにこたえるバイオ医薬品の開発に注力しています。患者数が非常に少ない難病のひとつであるライソゾーム病治療薬のひとつとしてファブリー病治療酵素製剤の開発を進めています。同社は、ファブリー病治療薬の臨床試験で、メディデータの電子データ収集・管理システム(EDC)(Medidata Rave®)を採用し、効率的な試験の実施を図ります。

JCRファーマは今回の採用について次のように述べています。
「ファブリー病は進行する先天性疾患で、推定患者数は世界で約5,000-10,000人、日本では約300人といわれています。希少疾病を対象とした臨床試験では、一施設あたりの症例数が少なく、試験実施施設での教育コストなど展開にかかる負担が大きいと、EDCの使用は紙の症例報告書と比較してコスト面でのメリットが少なくなります。しかし、すでに多くの治験実施医療機関で使用され、CRCや医師に操作方法など広く浸透しているMedidata Raveであれば、スムースなEDCの導入・サイトでの展開が可能であると判断しました。メディデータのテクノロジープラットフォームを当社の臨床開発に導入することで、より迅速で効率的な治験を行い、いち早く患者さんのもとに届けられるよう尽力して参ります。」

メディデータのアジアパシフィック統括責任者・社長、山本 武(たける)は、
「Medidata Clinical Cloudは多くの顧客と臨床試験で導入され、試験実施施設でも広く浸透しています。臨床試験で新たにEDCを導入する際も、Medidata Raveであれば現場での負担などを少なく展開することが可能です。テクノロジープラットフォームの提供を通じてJCRファーマが難病分野の新薬開発をより生産性の高いものへと推進する一助となれることを光栄に思います。難病に立ち向かう患者さんのもとに一日でも早く新薬を届けられるよう、今後もクラウドテクノロジーの提供を通じて貢献して参ります」と述べています。

JCRファーマ株式会社について
JCRファーマは「医薬品を通して人々の健康に貢献する」という理念のもと、その実現を目指す研究開発型企業として、独自のバイオ技術を活用した医薬品等の研究開発から製造、販売まで一貫して行っております。また、新しい医薬品の創出に日々努力を重ねており、「今後、何が求められるのか」を第一に考え、常に一歩先を見据えた事業展開を進めています。創業以来ターゲットにしている希少疾病用医薬品分野に独自のバイオ技術で挑戦していくスペシャリティファーマとして、付加価値の高い新薬の開発に取り組んでいます。

メディデータについて
メディデータはライフサイエンス業界向けに臨床研究を効率化するソリューションをクラウドベースで提供するリーディングカンパニーです。卓越したアプリケーションとインテリジェントなデータ解析によって臨床開発に変革をもたらしています。Medidata Clinical Cloud*は、有望な新薬や治療法の臨床試験設計および計画から実施、管理、報告に至るまでの生産性と品質の向上をもたらします。メディデータは顧客の競争が激しくまた系統だったアプローチを必要とするゴール達成を支援することに尽力しており、その顧客には世界トップ25の製薬企業の90パーセント以上が含まれるほか、革新的なバイオテクノロジー企業や医療診断・機器の提供企業、中核的な大学病院やCRO(医薬品開発業務受託機関)などが名を連ねています。