ダッソー・システムズのライフサイエンス・ヘルスケアブランドとしての Patient Cloud の設立を発表

※以下の内容は米国現地時間2021年8月9日(月)に発表されたNewsの抄訳となります。詳細はこちらをご覧ください。

ダッソー・システムズ傘下のメディデータは、本日、ライフサイエンス・ヘルスケア分野の企業、顧客および社員に新たな機会をもたらすことを目的とした組織再編を発表しました。メディデータの共同設立者で共同CEOのTarek SherifとGlen de Vriesは、それぞれダッソー・システムズのライフサイエンス&ヘルスケア部門の会長と副会長を務め、新たにエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高技術責任者の Rama Kondru と、Medidata Acorn AI のプレジデントを務める Sastry Chilukuri が後任としてメディデータの共同最高経営責任者に就任しました。Ramaおよび Sastry は新しい共同 CEO として、ダッソー・システムズのライフサイエンス・ヘルスケア部門の取締役会にも参加し、ビジネスモデルと戦略、ライフサイエンスの研究開発に取り組みます。

Glen de Vriesのコメント

「ライフサイエンス分野での戦略を加速させ、次のレベルの成功をもたらすために、幅広いアイデアやイニシアチブに取り組めることを嬉しく思います。私たちの目標は、ダッソー・システムズを世界中におけるあらゆる発見、開発、提供、そして将来のヘルスケアのあり方をリードするプラットフォームにすることです。これまでに蓄積・確立した、治療法をより早く患者に届けるためのソリューションを取り入れることで、"より良い治療をうみだし、人々のより健康な生活を実現するチカラとなる"というミッションを新たな高みに引き上げることができるでしょう。」

 

Tarek Sherifのコメント

「Rama と Sastry は、テクノロジーの専門家であると同時に経験豊富なリーダーであり、メディデータが革新し、次の段階の成長に進むために最適な人材です。当社は、臨床試験を強化する業界のリーダーとして邁進しています。当社が提供するサービスの幅と深さはユニークなものであり、Rama と Sastry が指揮を執ることで、これまで以上にライフサイエンス・ヘルスケア分野のあらゆる機会をかつてない規模で最大限に活用していきます。」

 

さらに、メディデータの Patient Cloud プラットフォームは、イノベーションと患者中心のソリューションの展開に対するメディデータの深いコミットメントを強調していくため、ダッソー・システムズのライフサイエンス・ヘルスケア部門における完全なブランドとなり、Patient Cloudのプレジデントである Anthony Costello が同グループの CEO を務めます。Patient Cloudは、場所を問わず、患者から高品質なデータを収集するために設計されたデジタルヘルスソリューションのスイートです。Patient Cloudは、米国のSCOPEにて受賞歴のあるPatient Centricity by Designプロセスを用いて構築されています。計画された試験がサイト(施設)ベースであるか、分散型臨床試験(DCT)であるかにかかわらず、myMedidataSensor CloudRegistrieseCOA(臨床結果評価)、eConsentといったPatient Cloudの機能により、患者とサイトにとってより良い試験体験を提供します。

Tarek Sherif、Glen de Vries、Rama Kondru、Sastry Chilukuri、Anthony Costello それぞれが新たな役割を担うと同時に、メディデータ、Patient Cloud、ダッソー・システムズにおける以下のリーダーたちも新たな役割を担うことになります。

 

  • Rouven Bergmannは、ライフサイエンス部門のCOO(Chief Operating Officer)に就任し、オペレーション全体の統括および戦略策定を行います。
  • Tobias Schaefer は、メディデータとPatient CloudのCFO (Chief Financial Officer)に就任します。