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社員インタビュー Vol.3 渡瀬 実咲 マネージャー, プロフェッショナルサービス クライアントサービス

2022-03-28 - 7 min read
社員インタビュー Vol.3 渡瀬 実咲 マネージャー, プロフェッショナルサービス クライアントサービス

今回ご紹介するのは、プロフェッショナルサービスにてクライアントサービス(プロジェクトマネジメント)をされている渡瀬 実咲さんです。

メディデータ入社後からプロジェクトマネジメント(以下、PM)の役割として多くの臨床試験のサポートをしている渡瀬さんですが、獣医師免許保持者であり、JICAで海外ボランティアも経験されたことのある、異色のバックグラウンドをお持ちの社員の一人です。

現在はマネージャー職として、ご自身で業務もしつつ、チームメンバーのマネジメントも行っています。過去〜現在までのご経験・業務内容や、働く環境などについてお伺いしました。

渡瀬実咲(Misaki Watase)
プロフェッショナルサービス, クライアントサービス
マネージャー

2015年7月入社

 

Q1、メディデータ入社前はどのようなことをされていたのですか?

前職はCROでDM(データマネジメント)をしていました。試験を実施している会社に出向し、CRF(症例報告書)の構築したり、データのチェックを行うのが主な業務でした。それ以前は、実はJICAの青年海外協力隊に応募して2年ほどフィリビンで働いていました。
もともと最初は研究員として動物向けの医薬品開発メーカーに勤めていまして、獣医師免許を持っていたこともあり、それを活かして現地の動物の診療や治療、病気の原因調査などのお手伝いをしていました。若気の至りもあり、海外への憧れがあったので手っ取り早く現地で働ける方法がJICAだった、という感じでしょうか笑

 

Q2、メディデータ入社のきっかけや決め手など教えてください。

それまではずっと日系企業で働いていたので、外資で働いてみたいという思いがあったのと、当時DMとして働いていたときに、すでにメディデータで働いている方とお会いする機会があり、色々と社風や業務内容を聞いているうちに、とても興味が湧いて、自分の経験を活かして新しくチャレンジできる環境かもしれない、と思ったことが理由です。

ITにものすごく詳しいわけではなかったですが、DMとしてメディデータの製品は使ったことがありましたし、イメージも湧きやすかったので、入社後のキャッチアップも比較的早くできると感じてメディデータへの入社を決めました。

 

Q3、事前に思い描いていた「外資のイメージ」について、入社前後で印象の変化などありましたか?

思った以上に自由な環境だな、という驚きはありましたが(笑)、ものすごく大きなギャップというのはなかったと思います。個人の裁量が本当に大きくて、日々の業務に関しては基本的に自分で考えて行動して対応していくことができるので、個の力がすごく鍛えられるなと感じました。上司やチームメンバーもみんなが個を尊重してくれる環境なので、自分にはとても働きやすい環境だなと思っています。

業務以外のところでいうと、社内でパーティーやシーズンごとのイベントがあるときはアルコールの提供もあるので、当時は会社の中でお酒を飲んでもいいということには少し驚きましたね(笑)

 

Q4、現在の主な業務内容を教えてください。仕事の面白さ、醍醐味はなんですか?

入社後からずっとプロフェッショナルサービス部でPMをしています。PMそれぞれに、スポンサーやCROなど担当のアカウントが割り振られていて、担当のお客様が実施する臨床試験のプロジェクトマネジメントを行うのが主な業務です。
導入が決定した製品の構築スケジュールの管理、お客様が使うシステム環境の管理や、試験開始前〜開始後のイシュー対応、バグフィックスのフォロー対応など多岐にわたります。

必要に応じてカスタム開発の支援を行ったり、次の試験に向けた製品の提案をすることもあります。営業やソリューションコンサルタントが製品導入前までの対応とすると、プロフェッショナルサービスは、製品を実際に使う際に発生することを多面的にサポートする役割というとわかりやすいかもしれません。

お客様や製品によってその時々で発生する問題は違うので、経験したことがあるものやそうでないもの、すぐに対応できるものや時間がかかりそうなもの、どうしてもその場で解決に至らないものなど、さまざまあります。大変さもありますが、同じことの繰り返しではないので、経験を重ねるに連れて自分自身のスキルや経験値が上がっていると感じる機会は多いですし、それが面白さでもあります。製品も多いですし、新たな製品のリリースもある中で、どんどんキャッチアップしていく必要がありますが、私としては毎年アップデートされていく感覚があり、自分の成長につながっていると感じられるのでそれがやりがいになっています。

お客様の環境で起こる事象の種類によって社内でのコミュニケーション先も変わるので、おそらくプロフェッショナルサービスが社内で一番いろんな部署と関わるポジションかなと思います。

製品の提案については営業と話しますし、製品の問い合わせや不具合についてはカスタマーサクセス(カスタマーサポート)チームと連携したり、製品関連であればプロダクトチームと会話したり、など、本当にいろんな部署の人と関わるので、それも大変ではありますが色々な社員と関わりを持てるので楽しいところでもあります。

また、プロフェッショナルサービスは、お客様が抱える課題や、その時に起こった問題を一緒に解決していくパートナーのような存在であるために努力しているので、自分が関わった試験が無事に終了して薬剤の承認申請ができた、というお話を聞くとやはり感慨深いものがありますし、達成感も感じます。

 

Q5、プロフェッショナルサービスは女性社員が多い部署だと思いますが、女性の働きやすさについてはいかがですか?

私と同じPMのポジションに就いている社員は7割が女性ですが、メディデータの社風や文化的に、男性だから、女性だから、ということを意識して働くことがないので、それを特別なことと感じたことはないですね。私個人としては、女性に限らず、個人の裁量を持って自由に仕事をしたい人であればメディデータは誰にとっても働きやすい環境だと思っています。
よくいえば公平ですし、裏を返せば、特別扱いはない、というのが特徴だと思います。
個人個人に与えられた業務があり、自身の裁量でこなしていくスタイルなので、人によってはもちろんやりくりをするための工夫は必要になると思います。

でもだからといって誰も助けてくれないということではなくて、チームでのコミュニケーションはもちろんちゃんとありますし、相談はいつでもできる環境なので、よく外資に思われがちなドライな環境というわけではないです。女性だからリーダーに登用されにくい、男性社員と同じことを任せてもらえない、というようなこともまったくないので、そういった環境を望む方にはとても良いと思います。

 

Q6、渡瀬さんは最近マネージャー職になられたとのことですが、日々の業務で心がけていること、気を付けていることなどはありますか?また、今後リーダーになっていく社員に伝えたいことがあれば教えてください。

昨年マネージャー職についたばかりなので、正直まだマネジメントについては全然未熟だと思っています。実際私の場合はプレイングマネージャーという形で、プレイヤー兼マネージャーという状況なので、チームメンバーにとっては、マネージャーというよりは先輩PMと言うほうが相応しいかもしれません。

自分としてはマネージャー職を預かるにはまだ早いと感じていたこともあり、手探りな状況ですが、メンバーだった頃に比べて、伝え方やコミュニケーションの仕方にはとても気をつけるようになりました。

上司がネガティブな発言をしたり、批判的なことを言ってしまうとチームの雰囲気に影響しますし、メンバーが不安を感じたり会社に対してよくない印象を抱いてしまうきっかけにもなるので、相手にマイナスな印象を与えないよう、表現には気をつけるようにしています。

マネージャー職になるとメンバーの評価も行うようになりますが、メディデータの場合は評価システムにはすべて英語で入力しなければならないので、英語での言い回しを本を読んで勉強したり、ネガティブにならないImprovement(改善点)の伝え方を同じマネージャー職の先輩社員から学んだりしています。

英語でも日本語でも、言い方一つで与える印象は大きく変わってくるので、それを学べていることは自分にとってとてもプラスになっていますし、お客様とのコミュニケーションにおいても伝え方は非常に重要な要素の1つなので、PMとしての業務にも役立っています。

私がいろんなチームメンバーを見ていて思うのは、それぞれがみな強みを持っていて、それを活かしていろんなタイプのリーダーが生まれそうだな、ということです。スキルや経験は後からでも身につけられることですが、個人が持っている強みというのは一足飛びに身につけられるものではないので、ぜひその個性を活かしてもらいたいなと思っています。

先ほどもお話ししたように、メディデータは個人を尊重する会社なので、周りにあわせてストレスを抱えることなく、どんどん自分を表に出してその個性を高めていくと良いと思いますし、それができる環境です。今後リーダーになっていく人にはぜひ自分の個性を大事に、そしてそれを大いに発揮してもらえたらと思っています。

 

Q7、これから挑戦したいことや興味をもっていることがあれば教えてください。

大きな目標ではないのですが、仕事に関しては、シンプルに、毎年着実に成長していきたいというのがいつも思っていることです。1年1年ステップアップしていけたらと思っています。

それ以外で言うと、これも全然大きなことではないのですが、飲み会がしたいですね。コロナ禍でなかなか自由に飲みにいける機会がなくなってしまったのですが、いろんな方とお酒を酌み交わしながら話をすることが好きなので、またそういうことが普通にできる状況に早く戻ったらいいなと思っています。

同僚と社内パーティを楽しむ渡瀬さん

 

 

伝え方、コミュニケーションの仕方など、インタビュアー自身もとても参考になるお話ばかりでした!
渡瀬さんご自身はマネジメントは未熟、とおっしゃっていましたが、お話を聞いてるととても注意深くメンバーの方々をご覧になっていることが伝わり、それぞれの良いところをたくさん伸ばしてくれるマネージャーなのだろうなと感じました。

 

メディデータでは「Diversity and Inclusion」が文化として根付いており、性別や国籍などを問わず多種多様な人々がフラットに働ける環境です。今年のIWDのテーマにも #BreakTheBias が掲げられていますが、偏見や差別などを打ち砕き、全ての人が平等に働けるよう、メディデータでもより一層のダイバーシティ推進を行っています。

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