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社員インタビュー Vol.4 Julien Feltesse Manager, Engineering

2022-05-30 - 5 min read
社員インタビュー Vol.4 Julien Feltesse  Manager, Engineering

みなさまこんにちは、マーケティングチームです。
今年は雨も多く、春を満喫することなく気づけば早くも梅雨入りの気配がしてまいりました。

さて、今回のブログは、今年1月から2ヶ月に一度お送りしております社員インタビューの4本目です。
お話を伺ったのは、R&D部門のSite Reliability Engineeringチームにおいてマネージャーを務めるJulien Feltesse(ジュリアン フェルテス)さんです。

 

Julien Feltesse(ジュリアン フェルテス)
R&D部門
Site Reliability Engineeringチーム
Manager
2015年8月入社

 

Feltesseさんが所属しているR&D部門は、社内では”Techチーム” とも呼ばれており、文字通り、エンジニアが集結しメディデータの製品を技術面で支えている部門です。いくつかのチームで構成されている同部門のなかで、Feltesseさんの率いるチームは、異なる開発言語で作られた製品同士がスムーズに連携できる様な​​開発基盤を作る部署で、この開発基盤によって大掛かりなプログラムの書き換えや1からのプログラミングが発生することなく、効率的に開発を進めることができるようになっています。これにより、各製品でアップデートがあった際にもトラブルなく製品間での信号を送り合うことができるような仕組みができています。

また、開発基盤系のチームとは別に、システムのパフォーマンス改善にあたるチームについてもプロジェクトマネージャーの立場として管轄されています。インドと日本にまたがるチームで、データ処理などにかかる時間を短縮し、より早くお客様の作業が進むような支援を行っています。

メディデータのR&D部門は全てのチームがニューヨーク(以下、NY)本社の配下にあり、日本オフィスで働くエンジニア社員は、日本の就業規則、休日に沿って働いているものの、レポート先は本社という構造になっています。そのため、チームメンバーの構成が本社やその他の国にまたがっており、Feltesseさんが主にマネジメントを行っているチームのメンバーも、ご本人以外は全員がNYオフィス勤務ということでリモートによるコミュニケーションがメインとなっています。

(日本にいながらも本社に直接レポートしているメンバーは多く、上司やチームメンバーが日本にはいない、というケースはメディデータではそれほど珍しくありません。その点も外資らしい一面かもしれません。)

FeltesseさんはNYにいるメンバーの育成やマネジメントにあたる一方、プライベートでは3人のお子さんを持つパパであり、仕事と家庭を両立している社員の一人です。

時差を意識しながらの業務対応と育児のバランスをどのようにとっているのか、また、マネージャーとして遠隔地にいるメンバーとどのようにコミュニケーションしているのか、などメディデータでの働き方についてお話を伺いました。

 

Q1、前職はBtoCの業界だったと伺いましたが、どのようなきっかけでメディデータに入社したのですか?

メディデータへの入社のきっかけは、前職の同僚からの誘いがあったことです。
今いる部署のSenior Directorや同僚は前職でも一緒に働いていたメンバーで、自分よりも先にメディデータに入社していました。もともと一緒に働いていたメンバーがいるのは安心できますし、働きやすい環境だと聞いていたので興味を持ちました。

前職はコンシューマー向けだったので全く違う業界ですが、新薬の開発をスピードアップし患者さんの生活や人生をより良くするというメディデータのミッションは、自分が重視している「事業内容が社会貢献につながるものか」、「世の中にとって意味のあるものか」という点に合致したことも決め手に繋がりました。

 

Q2、マネージャーとして意識していることはありますか?また、どんなチームを作りたいと思っているか、目標としていることなどあれば教えてください。

自分自身もそうですが、やはり自分の仕事の意義を感じてもらいたい、ということです。日々の仕事内容はコーディングが中心なので、業務に追われたりそこに意識が集中してしまうと目的や意義を見失ってしまいがちですが、自分がやっている業務は意味のあることだ、という実感をもって取り組んでもらいたいと思っています。

開発基盤を作る仕事は、顧客ではなく、社内の他のエンジニアチームをサポートする役割なので、自分達がやっていることが他チームの作業を円滑にし、それが結果的に顧客へのソリューション提供にもつながっているということを意識することで、「ただの作業」から「意味のある仕事」に変化すると考えています。

あとは、当たり前のことではありますが、個人の意思を尊重し押し付けないということです。新しい依頼やプロジェクト、新たな言語の習得などはやりたい人がいるかどうかを確認した上で、希望するメンバーに依頼し、絶対に強制することはしません。マネージャーとして、自チームでやるべきものではないと判断したものは断ることもありますし、メンバーそれぞれが自分のモチベーションや意思を保って仕事ができる環境になるようにしています。

開発基盤はいま5つの開発言語に対応できるようになっていて、これはそれぞれのメンバーが熟知してる開発言語が異なっているがゆえに実現できていることです。一人一人の強みが集結してチームやチームのアウトプットの強みになっているので、個人の強みを伸ばし、生かせるチームであればと思っています。

 

Q3、グローバルチームの一員として日本オフィスで働いている苦労と面白さについて、どのようなものがありますか?

大変というか、一番の障壁となるのはやはり時差ですね。NYと日本の時差は13時間あるのでチームミーティングや1on1をやろうと思うと、どうしてもこちらの夜に設定する必要があり、日によって22時以降に会議をしたりしています。

また、エンジニアの場合、二人で同じマシンで一緒にコード書くこと(ペアプログラミングと呼ばれる)もあり、普段はデスクでやりますが、それぞれのシステム環境が違うため同じ場所でやるのは意外と大変だったりします。逆にリモートでやる場合には、自分の環境を使ってオンライン上で同時に行うことができるので、そちらの方が簡単でスムーズです。

コミュニケーションやチームの一体感という意味では、やはりリモートなので同じオフィスにいるのとは違って難しいところはありますが、Zoomを使ってオンラインでできるゲームなどを通してメンバーと交流してチームビルディングを行ったりしています。

COVIDの影響で現地に行けませんでしたが、渡航制限も緩和されてきたので、近々NYに行って現地のメンバーと直接交流する予定です。

 

Q4、仕事の面白さ、醍醐味はなんですか?

開発基盤づくりは、社内の他のエンジニアたちの作業効率をあげることに繋がっているので、よいソリューションをより早く開発することに貢献できるのは嬉しいです。

また、パフォーマンス改善に取り組んでいるもう1つのチームは、レスポンスタイム(データ入力や処理要求、利用者による操作に対するシステム側の応対時間)の改善などの対応をしているので、ユーザーの満足度に直結するため、やりがいを感じますね。

 

Q5、時差を考慮して夜遅くに働くこともある一方で、子育てもされていますが、どのような工夫をされているのですか?

夜に会議があったり仕事をしなければいけない時には夕方早めに仕事を切り上げていますが、会議の有無にかかわらず大体17時には仕事を終えて子どものお迎えに行き、子どもが寝る21時頃までは家族との時間にしています。妻との分担もできていて、ルーティン化しているので特に大変と感じることはないです。

メディデータはスーパーフレックス(*)制なので、働く時間を自由に調整することができますし、リモートワークで夜でも自宅で仕事ができるので、自分のワークスタイルや生活に合わせて組み立てることができています。

ただ、自宅でできるからといって仕事をしすぎないように、金曜日の夜はファミリータイムとして確保するようにしています。確保といっても、特別にチームに対してお願いしたり宣言しているわけではなく、向こう(NY)でも週末の夜は同じようにファミリータイムという共通認識があるのでわざわざミーティングを入れてきたりということもないですし、その点はグローバルで働いている良さの1つだと思います。

(*メディデータでは、ポジションによって3タイプの勤務体系を採用しています。)

 

Q6、今後メディデータで挑戦したいことはありますか?

大きな目標というよりは、これまでと同様に継続して社内のツール(エンジニアが使う開発基盤)を改善し、エンジニアの作業の効率化をサポートしていきたいと思っています。

継続といっても同じことを続けるわけではなく、新しいプロジェクトが出てきたり、今あるものやこれまでの業務から出てきたインサイトをトレースした新しい取り組みをしたりと、常にやることは変わっていきますし、開発言語も同じくどんどん新しいものが出てくるのでそれらのキャッチアップも必要になります。メディデータのなかだけでも、使われている開発言語はかなり多いので、新しい開発言語の習得もしながら、開発基盤に反映させていけるようにする必要があります。そういった環境の中でも支障なく社内エンジニアを支援していく、というのが目標です。

 

 

今回のFeltesseさんのお話を聞いて、時差や物理的な距離も乗り越えて、同じ目標や意義を持ってチームとして機能しているのを目の当たりにし、より一層、メディデータの「グローバルさ」を感じました。

リモートワークについては、昨今のパンデミックでメリットデメリットが語られる機会が多くなりましたが、メディデータでは組織構造や所属するメンバーが多岐にわたっているため、なくてはならない働き方です。既存のやり方や概念に囚われないのはもちろんのこと、それぞれのバックグラウンドや環境、国ごとの状況、個人の意思など、あらゆるものが違っていることが前提にあるうえで同じ業務に取り組んでいます。違いや多様性を受け入れる環境があり、本当の意味で「Diversity and Inclusion」が文化として根付いています。

ぜひグローバルな環境で、世界中の同僚たちとエキサイティングな仕事をしてみませんか?
ご興味のある方はこちらをご覧ください。

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